【成分解説】Physta(フィスタ)ってどんな成分？精力サプリになぜ配合されているの？
Physta(フィスタ)ってどんな成分？
Physta®は、トンカットアリ（学名：Eurycoma longifolia）の乾燥エキスの商標名です。この植物は、マレーシアをはじめとする東南アジアに自生し、古来から気力、体力、そして精力を高めるための「薬用人参」として珍重されてきました。Physta®は、特にトンカットアリの根や根皮を利用して抽出され、独自の製法で作られた成分です。
Physta(フィスタ)の効果について紹介します
Physta®の摂取は、テストステロンの生合成を促進し、筋力の増強や体脂肪率の減少、さらには免疫力の向上に寄与することが研究で示されています。特に男性の健康や活力に関する様々な面でポジティブな影響を与えることが示唆されています。
精力増強と体力回復
加齢による性腺機能の低下に対して、Physta®の摂取がテストステロン値の上昇をもたらし、精力増強や体力回復をサポートします。
Physta(フィスタ)の摂取量は？
Physta®の推奨摂取量は、1日100mg～です。この量で、テストステロン値の増加や体力の向上などの効果が期待できるとされています。
Physta(フィスタ)の副作用は？
Physta®は、安全性が確認された成分であり、200～600mg/日の高用量を2ヶ月間摂取しても、血液・肝機能・腎機能検査や腫瘍マーカーに異常は認められませんでした。しかし、人によってはアレルギー反応などの副作用が現れる可能性があるため、摂取前には専門家と相談することをお勧めします。
Physta(フィスタ)と精力サプリの関係
Physta®が精力サプリに配合される理由は、そのテストステロンの生合成を促進する効果にあります。テストステロンは、男性の性欲や筋肉量、骨密度などに重要な役割を果たすホルモンで、この成分がサプリメントに加えられることで、男性の活力や性機能のサポートが期待されるのです。
Physta(フィスタ)の研究と臨床試験について
Physta®については、さまざまな研究が行われています。これらの研究は、Physta®が体の元気やバランス、さらにはストレスに対するポジティブな効果を持つことを示しています。また、これらの研究はPhysta®の安全性も確認しており、安心して使える成分であることを示しています。
出典
- マレーシア 男性性腺機能低下症に対する効果: “Andrologia (2011)” で報告された、平均年齢51.0歳の加齢性腺機能低下症の男性76名に対するPhysta® 200 mg/日経口摂取1ヶ月のオープン試験で、加齢男性症状（AMS）スコアの有意な低下と血清中総テストステロン濃度の有意な上昇が認められました。
- マレーシア 男性の QOL と性的幸福度に対する効果: “Evid. Based Complement. Alternat. Med. (2012)” に掲載された、30～55歳の既婚男性健常者109名を対象にしたランダム化二重盲検プラセボ対照試験で、Physta® 75 mg/カプセルを1日2回、12週間経口摂取することで、QOL、勃起機能、性的幸福度に関するスコアが有意に改善されました。
- 米国 男女ストレスホルモンと気分に対する効果: “J. Int. Soc. Sports Nutr. (2013)” で発表された、ストレスレベルが中程度の男女64名を対象としたランダム化プラセボ対照試験では、Physta® 200 mg/日を4週間摂取することで、唾液中のコルチゾール濃度が有意に低下し、テストステロン濃度が有意に上昇し、気分の評価が有意に改善されました。
